信頼できるファイナンシャルプランナーの探し方も、
色々な切り口でお伝えしてきました。

 
そこで、うっかりと大切なことを忘れていました。

 
信頼できるファイナンシャルプランナーとは、
誰にとって信頼できるのか?ということなのです。

 
は?私でしょ?と思ったあなた、不正解。

 
WEBで探して出てくる情報は、一般的な話ばかり。
一般的にはこういう人が間違いがないですよ、
ということなのですが、

 
間違いがない=信頼できる、とは限りません。
間違いがない=保守的、であり
実力は低いこともあり得ます。

 
レベルが高いFPであれば、お客様の気づかない深いところまで、
考慮して相談を受けているでしょう。

 
しかし、それはお客様からすれば、大きなお世話であることは往々にしてあります。
FPなんかにそんなこと言われたくない!
と感じる方もいるでしょう。

 
ですから、究極的に大切なのは自分との相性です。
また、知識がないと話になりませんから、
専門知識と最新知識が必要です。

 
ちなみに、FP資格はきんざいという団体が試験を運営する
ファイナンシャル・プランニング技能士という国家資格と、
日本ファイナンシャルプランナーズ協会という団体が試験を運営し、資格を付与している、
AFP、CFPという資格があります。

 
国家資格のファイナンシャルプランニング技能士は
1級、2級、3級があります。
1級はかなり難しいので、2級どまりの人は大勢います。

 
AFP、CFPについてはAFPが国内ライセンス、CFPは国際ライセンス、
という位置づけです。
FP協会登録のFPが20万人弱いますが、そのうち10%程度がCFPを保有しております。

 
ですから、FPに相談する場合は何級か確認するとわかりやすいです。

 
それ以外には、日本FP協会のCFP認定者のみ登録できる、
FP検索システム名前のシステムがあり、
エリア、性別、年齢、専門性、相談料などの複数項目で、
登録しているの中で条件に合ったFPを表示してくれるページがあります。

 
私が試しに検索すると、
FP業界であればだれもが知っているFPがポツポツ、
誰だか存じ上げない新出のFPさんがたくさん。
という感じです。

 
ですから、本来はFPはFPを知るという事で、
FPに紹介してもらうのが、最も信頼できるFPにたどり着く可能性が高いです。

 
ですが、現実には例えば高橋に「誰かFPを紹介してください」と頼まれたら、
「私に相談してよ!」ってなりますよね。

  
ですから、専門外の相談であれば喜んで紹介するのですが、
なかなか紹介しづらいですね。

 
しかも、自分と同じようなレベルで仕事ができる人を、
知っているかと聞かれても、実は知らないのです。

 
名前が売れているけれど、業務レベルの高くなさそうな人はゴロゴロいます。
実際に仕事をお願いしてみたこともたくさんあるのですが、
依頼主からクレームが入ったこともあります。

 
ですから、有名=仕事しっかりとも言えないわけです。

 
私の場合は、FP周辺業務はパートナーがたくさんいるので、
紹介しやすいのですが、FP業務の紹介は難易度が高いです。

 
紹介しやすいFP業務は、セミナーと執筆です。
相談は本当に難しいので紹介しづらいです。
セミナーと執筆は内容と報酬がわかりやすいので、
依頼もしやすいのですが、

 
相談は料金も相談ボリュームもピンキリですので、
恐くて紹介できなかったりするのです。

 
ですから、私のお勧めは、
FPが主催しているセミナーに参加して、
キャラクターを確認したり、
ブログを読んだりした方が良いでしょう。

 
最後に、相談目的があいまいですと、
紹介も難しいので、どんな相談がしたいか明確にしてから、
FPに会う事をお薦めします。