こちらが一番わかりやすいかもしれません。
ファイナンシャルプランナーの出自。
金融系でいうと、
・銀行出身
・証券会社出身
・日本の保険会社出身
・外資系保険会社出身
・消費者金融出身
があります。
もともとお客様向けの金融サービスを提供しており、
金融機関に採用されたという経緯が、
一般の方にもわかりやすいです。
そのため、銀行出身のファイナンシャルプランナーは、
前職をお伝えするだけで、凄い人に感じてもらえます。
○○銀行を辞めてファイナンシャルプランナーになった!
といえば、輝かしい感じがするものです。
でも、金融機関で本流でバリバリやっている人は、
FPで独立なんかしません。絶対に。
収入も高位安定していますし(今は)、
会社の肩書も組織の後ろ盾もあります。
金融機関を後にして独立する人は、
金融機関の掟の中でうまく立ち回れなかったり、
息苦しさを感じてしまう人。
ですから、基本的にいい人が多い気がします。
いい人ですから、金融機関の中では出世できません。
ここでいういい人というのは、消費者にとってという意味です。
金融機関と消費者は基本的に利益相反の関係にありますので、
win winの関係になることはありません。
高い金利でお金を貸したい銀行。
低い金利でお金を借りたい消費者。
低い利息でお金をお預かりしたい銀行。
高い利息でお金を預けたい消費者。
高い売買手数料と信託報酬で儲けたい証券会社。
ノーロードと低い信託報酬で儲けたい消費者。
不安をあおって販売する保険会社。
損をしないように保険を買う消費者。
いかがですか?
何かベクトルが違いますよね?
ここを理解できれば、
ファイナンシャルプランナー選びに失敗することも
少なくなるでしょう。
ファイナンシャルプランナーは
お金を払って、自分なりの正解に近づきたい人を
カウンセリングなどを通じてサポートします。
他にも、
主婦FP
キャリコンFP
士業FP
早期退職FP
第二の人生FP
などがいます。
ネーミングが今一つですが、ご容赦ください。
どんな経歴かを知ると、FPの得意分野が見えてきます。
FPを選ぶときは、経歴にも気を留めてください。
執筆:高橋成壽